デスゾーン(仮称)とは

 本ページでは「デスゾーン」の定義について言及する。
 デスゾーンがどのように分布するか、その所在については
 文末の地域別(関東東海関西山陽、四国九州、 etc)リンクを参照していただきたい。
 無線通信端末(携帯電話、スマホなど)が人体に悪影響を
 及ぼす可能性が高くなる場所に対して
 筆者が付けた称号であり、このような意図としては
 2013年8月時点で世間一般で知られる名称ではない。
 他に「デビルポイント」、「デビルゾーン」「電磁波発散スポット」,
 「デッドポイント」、「デッドゾーン」、
 体細胞を変異させる(細胞の癌化)可能性から
 「セル キラー ゾーン」(CKZ)、「セル キラー スポット」(CKS)、
 「セル デストローイ ゾーン」(CDZ)、「セル デストローイ スポット」(CDS)
 なども名称の候補としたが暫定的に「デスゾーン」としている。
 
 ※ここで言及するデスゾーンとは標高が高いエリア(酸素が薄いエリア)
 につけられた称号とは別の意味である。
 
 通信端末の側で言及するならば、移動する列車内等において携帯電話やスマートフォンが
 突然、狂ったように強い電磁波を出力させる通過点、通過エリア(列車の走行区間)
 のことである。(移動空間でなくとも閉鎖空間でも同様の現象が確認できることがある)
 このゾーンにおいて、通信端末は通常の1000倍以上の電磁波を出力させている。
 筆者の携帯を待ち受け状態とし、移動空間で連続的に電磁波の観測を行うと
 安定時は0.3〜1mw/m2に対して、デスゾーンでは1827mw/m2以上となる。
 (1827mw/m2は筆者が所持する測定器の測定可能最大値であり
 1827mw/m2を表示するということはメータが振り切れていると解釈し
 「1827mw/m2以上」出力している判断している。)
 以上が概略であるが、以降に詳細を記述していく。
 
 
 
 移動する列車内で携帯電話を待ちうけ状態とするか又は操作状態とし
 その周囲で電磁波の測定を行うと電磁波測定器が突然大きな値を示すことがある。
 同じ路線で繰り返し測定を行うと、毎回。同じ場所で再現することが多い。
 測定器は車外の電磁波を観測し大きな値を示すことも稀にあるが
 ( 沿線に強い電波を発する地上基地局等がある場合などがその例 )
 移動する車内測定において電磁波の急上昇のほとんどが
 モバイル端末が発する電磁波の急上昇が原因であることがとわかった。
 この結論に至った根拠は下記 @、Aである。
 
 @ 測定器を2台以上用いた測定において端末近傍の測定器が圧倒的に高い値を示す。
 A 始発など周囲に人がいない車内で端末の電源をOFFとし、
 デスゾーンを通過すると強い電磁波は観測されない。
 
 表現を変えると「デスゾーン」は
 列車内など移動する閉空間において端末から発する電磁波を
 急上昇させる要因を持つ区域(ゾーン)のことである。
 
 
 
 何度も何度も重複するが・・・・
 下記にさらに詳しく・・・・

 列車や路線バスなどの交通機関に乗車し
 端末を待ちうけ状態又は連続的な操作状態とし
 端末の近傍で電磁波の測定を行った場合
 特定の場所を通過する時に、端末からの
 電磁波出力レベルの急上昇を確認できる。
 筆者の測定器の表示が1827mw/m2以上となる場所もある
 (電界強度測定モードでは26.2v/m以上となる)
 このような通過地点を測定対象通信端末の「デスゾーン」と定義している。

 繰り返し測定を行うと特定の区画を通過する際に
 ほぼ毎回電磁波の測定値が急上昇することを確認できる。
 一方通信端末の電源をOFFとし、この区画を通過しても
 周囲に人がいない場合には同様の現象が再現しなくなる。
 (周囲10mに人がいない始発列車の車両で確認した)
 さらにこの区画で通信端末を持たず(電源をOFFでも良い)に地上に降りて
 測定を行っても強い電磁波は観測されない。
 すなわち、デスゾーンにおいて強い電磁波を出力しているのは通信端末なのである。

 強い電磁波を出力させる地上基地局が通過点近傍にあれば「デスゾーン」同様
 測定器の指示値が上昇するが、これは「デスゾーン」とは考えない
 前者と後者を切り分けるために測定器は2台以上使用している。
 端末の近傍(ほぼ0cmの距離)にまず1台配置し、
 50cm〜100cmの距離にも必ず1台配置して測定を行う。
 端末が電磁波出力を急上昇させると、
 端末から0cmの測定器は極端に大きな値
 (筆者の測定器に場合1827mw/m2)を示し
 50cm〜100cmに配置した測定器は
 その1/10〜1/1000以下の値を示す。
 このような通過点を「デスゾーン」と判断している。
 
 通信端末から0cmの位置の測定値が30〜50mw/m2 
 50cm〜100cmの測定値が30〜100mw/m2
 を示すことがある。
 このようなケースは車内の他の端末 又は
 車外からの電磁波の影響が測定結果につながっている。
 このような場所は少なくとも筆者の端末のデスゾーンではなく
 他の端末のデスゾーンか、あるいは外部要因によるものである。
 地下駅通過時に駅に設置されている丸アンテナの電磁波を
 20〜100mw/m2 程度観測するケースが多い
 
 地下街やアーケード内の地上アンテナのように
 地上基地局が人の往来の近傍で強い電磁波を出力させることは
 人体への電磁波リスクとなるが、ここでいうデスゾーンとは
 切り分けて考える。
 前者は複合要因で端末の出力が突発的に異常に急上昇するのに対して
 後者は地上基地局の電磁波出力が常に強すぎることが問題なのだ。

 デスゾーンには明らかにデスゾーンと判断できる場合と
 デスゾーンかどうか微妙なケースもある。
 前者の場合、ほぼ確実に毎回出力上昇が起こり、
 その測定値も測定器が計りきれない強いレベルとなることが多い
 一方後者の場合は列車の進行方向、車種、乗車位置、混み具合により
 再現したりしなかったりする。
 また測定値の上昇も、その度合いが限定的となるこもある。
 何らかの外部複合要因がトリガーとなっているため
 出力上昇が起こったり、起こらなかったりするのではと推定している

 このようなデスゾーンの特性はドミノ現象の影響と考えると
 限定的に発生することも説明がつく。

 冒頭にも記述したが、筆者の測定結果に基づきデスゾーンと思われる場所を
 地域、路線ごとにまとめたので参考にしていただければと思う。


 関東のデスゾーン

 東海エリアのデスゾーン

 関西のデスゾーン

 山陽、四国のデスゾーン
 
 九州のデスゾーン

 新幹線のデスゾーン

 ドミノ(発散)現象とは

 どのようなリスクが生じるか


注意点(最初にお読みください)

測定方法に関して

このような測定を始めたきっかけに関して

川柳

トップページに戻る


 最後に1827mw/m2(26.2V/m)という値が
 どの程度人体に影響を及ぼすかについては実は定かではない。
 例えば日本の基準では約60V/mとなっており
 (1.5GHzで61.4V/m 米国の基準と同じ)
 日本基準で考えると26.2V/mであればリスクが限定的となるかもしれない。
 一方スイスでは周波数により4〜6V/mを公衆暴露の基準ととしており、
 26.2V/m の被爆は一時的であっても好ましくないという解釈となる。
 オーストラリアのようにさらに厳しい基準が必要と考えている国もある。
 厳しい基準が人体に優しいことは言うまでもないが
 通信端末の出力を下げる必要があり、通信切れ回避のためには
 地上通信設備の増設が必要となりコストアップの問題が生じる。
 安全とコストの両者を考慮するとスイス基準が現実的に妥当な値と考える。
 そこを基準として考えれば現在の日本の通信インフラは地上設備不十分、
 改善が急務と考える。さらにその実現までの暫定対策として
 列車内での通信機器の使用を制限すべきと考えている。
 


 遠い将来、私の懸念が的中し電磁波による被害が明確になった時
 (特定路線で毎日通学通勤していた人に発癌確立が高くなっている等)
 通信会社は次のように言うことでしょう。

 「当時の国の規制値にもとづき通信端末の最大出力を設定しました」
 「ルールの範囲で設計をしておりす。したがって当社には責任はありません」
 
  そして国はといえば

 「当時の国際基準で61.6Vmという規制値を設定しました」
 「このようなことになるとは当時の科学では判断がむずかしかった」
 などと弁解することでしょう。
 
 最後になりますが、筆者が3大都市を中心に通信端末から生じる電磁波の
 測定を実施したきっかけに関しては
 トップページを御覧いただければと思う。
 賛同いただいた方には未測定区間、未測定機種での測定をお願いしたい。
 また測定実施済み区画において同様の測定を実施いただき
 是非とも再検証いただきたい。